SPECIFICATIONS
Top | Solid Sitka Spruce(AA) |
Back & Side | Solid Thao Lao Cườm |
Neck | Phượng (センダン栴檀) |
Fingerboard | Gỗ đen(ムラサキタガヤサン) |
Tuners | GOTOH SG301・GG・Standard・1 : 18 |
Bridge | Gỗ đen(ムラサキタガヤサン) |
Nut | Bone |
Saddle | Bone |
Bracing | X bracing |
Body Width | 400mm |
Body Depth | 113mm |
Body Length | 505mm |
Scale Length | 650mm |
Nut Width | 44mm |
Finish | Matte Lacquer |
※個体により木目が異なります。
※トラスロッドはダブルアクショントラスロッドを採用しておりますので、順反り逆反りの両方向の調整が可能です。
【DTL102シリーズ】
単板のドレッドノートボディですので音量はもちろん、低音の響きを大切にしながらも高音とのバランスを重視しました。
コードバッキングにもソロギターにも対応できます。TOP板のスプルース以外は、全てベトナム産の材です!!
Side・Backに使用した”Thao Lao Cuom”の外観はメイプルの虎杢に近いですが、その音色は温かみのある甘い響きです。
ボディの大きさはありますが、Thao Lao Cuomの比重が軽いので、女性プレイヤーや長時間のスタンディングプレイも楽々です。
指板の蔦をデザインしたインレイが個性をアピールできます!
【木材の説明】
THAO LAO CUOM/ Bằng lăng cườm |
主な産地 : 東南アジア |
説明: クロジ科カエデ属はおよそ128種存在し、その多くはアジアに自生しています。日本では西洋から輸入されたものはメイプル材と呼ばれて流通しており、ヨーロッパ産のメイプル材はシカモアメイプル、北アメリカ産のメイプル材は、品種によってハードメイプルとソフトメイプルに区別されています。ハードメイプルはソフトメイプルよりも25%硬いようです。 さて、このベトナムの材料も128種存在しているカエデ属のひとつで、心材、辺材共に白色から黄白色をしています。硬質で木目が細かく縮み杢、フレイム杢が出るのが特徴で、古くから楽器材として使用されてきました。楽器用には大きく2品種が使用されており、一つがCòng Cườm、もう一つが Bằng lăng cườmです。 Bằng lăng cườmの方がより硬質で、価格も高く流通しています。 |
木質 : 重硬で加工性にやや難がある。経年変化により材色も深い飴色になります。 気乾比重 : 0.7 |
主な用途 : ベトナムでは古くから家具や楽器材に使用されていましたが、現在は乱伐による材料の枯渇が懸念され、きれいな杢が出ている材は希少となっています。 |
音質特性 : 音色の特徴としては、高音にメリハリがあり音の分離性に優れています。メイプルとしての特徴を持ちながらも、ドレッドボディによる低音の響きを活かして温かい音色も持ち合わせています。また単板仕上げならでは木材の特徴を十分に発揮し、素晴らしい倍音の響きで、まるでリバーブをかけているかのような錯覚になります。 |
Gỗ đen (ムラサキタガヤサン / Millettia pendula) |
主な産地 : 東南アジア |
説明: マメ科ジャケツイバラ亜科の広葉樹です。タイ、ミャンマー、インドネシアなどの東南アジア原産で、ベトナムでは植林されています。材質は非常に緻密で、硬く、粘りがあります。木材の重くて硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられています。乾燥後の寸法は安定し、狂いは少ないです。耐久性摩耗性は非常に高く、虫害にも強い。耐朽性、保存性に優れていて、腐食に非常に強い木です。表面を磨くと美しい光沢がでます。また、タガヤサンはコクタン、シタンを含む、唐木三木の一つとして有名な木です。
ギターや楽器を好む方はアフリカ産「ウェンジ」をご存知かもしれませんが、それの代用として用いられることが多いです。
気乾比重 : 0.8 |
主な用途 : 高級家具や指物、床柱などの内装材や小物、仏壇、仏具、建材、楽器などに使用されてきました。 |
※ギターに付属しております弦は調整用のため、早めの交換をお勧めいたします